スーパーカブ生産を海外から熊本へ。ホンダが円安に対して生産体制の見直しを検討

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ホンダは、国内販売が中心の排気量50ccの原付きバイクや400ccなどの二輪車の生産を、東南アジアや中国から熊本製作所(熊本県大津町)に移す検討に入ったそうです。具体的な時期や規模は今後詰めていくと発表されています。円安が進み、輸入の採算が悪くなっているため、生産体制を見直しが目的です。

現在、22カ国33拠点で年間1700万台ほどの二輪を生産していてロングセラーの「スーパーカブ」や小型バイクのほとんどは人件費などが安い海外に移されています。円安が進むと儲けは減ってしまうことからホンダは、国内向けの8割を海外工場から逆輸入していることについて、一部の生産を国内唯一の熊本県の工場に切り替えることを検討する考えを明らかにしました。

1958年に日本で発売された「スーパーカブC100」は、世界に広がり、ビジネスバイクとしてはもとより生活に密着したモデルとして、延べ160ヵ国以上で愛用され、発売から54周年になります。また、2008年4月末に世界生産累計台数6,000万台を突破しています。

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1975年から発売されているゴールドウィングの40周年記念モデル
出典
HONDA