NASAの無人ロケット『アンタレス』が打ち上げ直後に爆発

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国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ米航空宇宙局(NASA)の無人ロケット「アンタレス」が28日、バージニア州ワロップス島の飛行施設で2222GMT(日本時間29日午前7時22分)に打ち上げられた直後に爆発しました。

アンタレスの打ち上げは、昨年4月の1号機以来5回目でした。

ISSには米露独の6人の宇宙飛行士が滞在中ですが、食料の備蓄はあり影響がただちにでることはないそうです。

爆発の原因

爆発したアンタレスは米民間宇宙企業オービタル・サイエンシズが製造した高さ40メートルのロケットです。2段ロケットの第1段部分が爆発したとみられています。エンジンか燃料タンクに異常が生じた可能性が高いとみて、NASAとオービタル社が原因調査を始めています。

打ち上げ失敗の今後の影響

オービタル社はISSへの物資輸送を担う米民間企業2社のうちの1社です。打ち上げ失敗による損失は2億ドル(約216億円)以上でISSの活動に一定の影響を及ぼすのは避けられないとみられています。

ロケットには無人補給船「シグナス」が搭載され、2・3トンの積み荷には、千葉工業大学の流星観測カメラ「メテオ」と宇宙航空研究開発機構(JAXA)の日本実験棟「きぼう」で行う実験サンプルも含まれていました。米国のISS民間補給船の打ち上げが失敗したのは初めてだそうです。

出典
CNN.com