葛飾北斎の描いた「富嶽三十六景」の中の有名な波の絵、と言えば見たことがある方も多いでしょう。「神奈川沖浪裏」と題された波の絵が、ハイスピードカメラで撮影された現代の写真とそっくり! と話題になっています。
こちらが北斎の「神奈川沖浪裏」
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こちらは「富嶽百景」より、「海上の不二」
![6220_02](https://www.memcode.jp/wp-content/uploads/6220_02.jpg)
こちらが写真家ピエール・カロー氏が撮影した波。一瞬で流れていく波を、その場で固めてしまったかのような作品です。
![6220_03](https://www.memcode.jp/wp-content/uploads/6220_03.jpg)
![6220_05](https://www.memcode.jp/wp-content/uploads/6220_05.jpg)
![6220_06](https://www.memcode.jp/wp-content/uploads/6220_06.jpg)
並べてみました。
![6220_10](https://www.memcode.jp/wp-content/uploads/6220_10.jpg)
いかがでしたか? 葛飾北斎の動体視力は、ハイスピードカメラに匹敵するほどだった…だとか、北斎の想像力・表現力が見えていないものを補うほどだった、などと考えると夢がふくらみます。あくまで想像ですが、世界的に有名な北斎の絵にインスパイアされて、写真が撮影されたのかもしれません。
日本の歴史上の作品が、現代の技術で再評価されることは、とても誇らしいものですね。
original source: grape