目黒雅叙園で『百段雛まつり』が3月8日まで開催中!東京都の有形文化財『百段階段』とは

おもしろかったら友だちとシェアしよう!

全国各地に伝わる古いお雛さまの名品が集う「百段雛まつり」。今年の「雛の晴舞台」は瀬戸内から。兵庫、岡山、広島からお出ましいただく人形文化の最高峰「お雛さま」です。

5637_11

7cm前後から80㎝まで、日本で一番小さなクラスから日本最大級までを一堂にご覧いただけるのが今回の「百段雛まつり」のいちばんの見どころです。小さなお雛さまはおよそ9cm、精微な作りの可愛らしい二寸雛です。かつて雛の大きさは「八寸」までとするようお触れが出されたので、この流れから、現代では「八寸(約24cm)」が主流です。大きなお雛さまは80cmあり、岡山藩主池田侯が特別注文でつくらせ、塩業王・野﨑家が拝領した大型雛です。金に糸目を付けない威風堂々としたお雛さまに大名家の豪奢が伝わります。

5637_10

「百段雛まつり展」には、これまでの5年間で28万人以上の来場者がありました。

「百段階段」とは?

「百段階段」とは通称で、かつての目黒雅叙園3号館にあたり、昭和10(1935)年に建てられた当園で現存する唯一の木造建築です。 食事を楽しみ、晴れやかな宴が行われた7部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいます。 階段は厚さ約5cmのケヤキ板を使用。 階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。”昭和の竜宮城”と呼ばれた目黒雅叙園の建物の特徴は、装飾の破格な豪華さにあります。 最近の研究によると、その豪華な装飾は桃山風、更には日光東照宮の系列、あるいは歌舞伎などに見られる江戸文化に属するものとも言え、なかでも「百段階段」はその装飾の美しさから見ても、伝統的な美意識の最高到達点を示すものとされています。 平成21(2009)年3月、東京都の有形文化財に指定されました。

百段階段とは ーより引用

5637_00

5637_02

5637_03

5637_04

5637_05

5637_06

5637_07

5637_08

5637_09

展覧会概要

展覧会名:『百段雛まつり』〜瀬戸内ひな紀行〜
開催期間:2015年1月23日(金)〜3月8日(日)
開催時間:10:00〜18:00(最終入館17:30)
会場:目黒雅叙園 東京都指定有形文化財「百段階段」
入場料:一般¥1,500 前売¥1,200 学生¥800(※要学生証呈示) 小学生以下 無料
販売窓口:目黒雅叙園内、イープラス、ちけっとぽーと・JTB各店、JTBレジャーチケット

80年もまえの豪華な建造物を間近に見られる機会なんて、そうそうありませんよね。しかも日本各地のひな人形まで見れるなんて!来月の雛まつり向けて参考に見ておくのもいいかも?

出典
目黒雅叙園